【鶯】 21画 (10) 準1級


[音] オウ
[訓] うぐいす

《意味》

うぐいす。小鳥の名。

【鶯】うぐいす

  1. スズメ目ウグイス科の小鳥。主に山地帯の低木林に生息。羽はオリーブ色。早春、「ホーホケキョ」と美しい声で鳴く。古くから飼い鳥として珍重されたが、現在は許可が必要。春告げ鳥。花見鳥。経読み鳥。人来鳥。[季]春。
  2. 美声、または声の美しい女性の形容に用いる。
    「鶯芸者」「鶯嬢」
《鶯鳴かせたこともある》うぐいすなかせたこともある
今は容色が衰えたが、かつては梅が枝にウグイスをとまらせて鳴かせるように、ロマンスで世間の評判になったほどだということ。
多く、女性について言う。

【鶯語】おうご 

ウグイスの鳴く声。

【鶯舌】おうぜつ

  1. ウグイスの声。
  2. 美しい声のたとえ。

【鶯遷】おうせん 

ウグイスが深い谷間から出て高い木に移る。
転じて、学問の進歩、試験の及第、出世、転居などを祝うことば。
「ご鶯遷の由おめでとうございます」

【梅に鶯】うめにうぐいす 

よくつりあう二つのもののたとえ。
「松に鶴」

【黄鶯】こうおう 

コウライウグイスの異名。

【残鶯】ざんおう 

夏に鳴くウグイス。
「老鶯」「晩鶯」

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