【熙】 15画 (11)  1級

基本字【煕】


[音]
[訓] ひか
ひろ
やわらぐ
  よろこ
  たのしむ
  ああ

《意味》

  1. かがやく。ひかる。
  2. ひろい。ひろまる。恩徳が、ひろく行きわたる。
  3. おこる。さかん。「起」に当てた用法。
  4. やわらぐ。
  5. よろこぶ。たのしむ。たわむれる。「禧」「嬉」に当てた用法。
  6. ああ。「譆」に当てた用法。

【熙熙】きき

なごやかに喜びあうさま。
「衆人熙熙として楽しむ」

【熙熙攘攘】ききじょうじょう

大勢の人が賑やかに行き交うさま。
「熙熙」は喜んで楽しむさま。「攘攘」は入り乱れるさま、多いさま。
「攘攘」は「壌壌」とも書く。

【熙笑】きしょう

なごやかに笑うこと。

【熙る】ひかる

光を放つ。光り輝く。また、光が穏やかに広がる。

【康熙字典】こうきじてん

(しん)康熙帝(こうきてい)が大学士陳廷敬(ちんていけい)・張玉書らに命じ、1716年に完成した字書。収録字数は、約47000字。各字の下に発音と訓詁(くんこ)を示し、解説をつけ、俗字・通用字などを示している。

【緝熙】しゅうき

光の明るいさま。徳があり広く知れ渡ることのたとえ。

《字源》

(い)は乳房の象形。「巳」は乳児の象形。合わせて授乳の形で、養い育てる意。
それより、和らぐ・楽しむ意となり、「熙」に作る。

「巸」の金文。

《筆順》

の筆順。の筆順。

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