【潑】 15画 (12) 準1級

交換略字【溌】


[音] ハツ
[訓] そそ
  ねる

《意味》

  1. そそぐ。水を注ぐ。はねる。
  2. 動作などがきびきびしていて、元気のよいさま。
    「発」に書き換えられるものがある。

【潑墨】はつぼく

山水画法の一つ。
筆にたっぷり墨を含ませ、はね散らして雲煙の趣などを出すもの。

【潑剌・潑溂】はつらつ

元気がよく、生き生きとしているようす。ぴちぴちした感じであるようす。
魚が勢いよくはねるようすから。
「元気潑剌」
活発(かっぱつ)

【活潑】かっぱつ

いきいきとして勢いのよいこと。活気のあること。また、そのさま。
「活潑な子ども」
「活発」に書き換えられる。

【活潑潑地】かっぱつはっち

きわめて勢いがよく、活動してやまないこと。非常に活発なこと。
活潑潑(かつはつはつ)」は魚が水の上に勢いよく跳ねるさま。「地」は助字で意味がない。
「かつはつはつち」「かっぱつぱっち」とも読む。

《字源》

声符は「發(発)(はつ)「發に発散の意がある。
「發」(癶)(はつ)++(しゅ)
は両足を開いて立つ姿勢、下部は弓を射る形で、開戦に先だってまず弓を放つ意。
「潑」は水が勢いよく散ることをいう。

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