【庵】 11画 广(8) 準1級


[音] アン
[訓] いおり

《意味》

  1. いおり。仮の住まいとする、質素な小さな家。
  2. 文人の雅号や屋号につける言葉。

【庵室】あぜち

  1. 江戸時代、奈良での一般寺院の呼称。奈良で寺というのは興福寺のことで、混乱を防ぐためにできた別称。
  2. 寺に置かれていた手習い所。

【庵室】あんしつ

僧・尼あるいは隠遁者の質素な住まい。いおり。
「あんじつ・あんじち」とも読む。

【庵主】あんしゅ

  1. 僧庵の主人。特に、尼僧。
  2. 庵室を構えている人。
  3. 茶室の主人。亭主。
「あんじゅ」とも読む。

【庵】いおり

  1. 僧・世捨て人などが住む草や木で屋根や壁を作った粗末な小屋。いお。「庵を結ぶ」
  2. 小さな家。粗末な家。また、自分の家を謙遜していう語。
「菴・廬」とも書く。

【草庵】そうあん

  1. きの小さな家。粗末な仮住まい。草のいおり。
  2. 茶室の別称。

【沢庵】たくあん

生干しの大根を塩と(ぬか)で漬け込んだ漬物。たくわん。
「沢庵漬け」の略。沢庵和尚が考案したとも、「貯え漬け」の転ともいう。

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