21画 (10)  準1級

異体字


[音]
[訓] いわし

《意味》

いわし。海にすむ魚の一種。「鰮」
小者、つまらないことのたとえとして使われる。

【鰯】いわし

  1. ニシンを除く、イワシ科の硬骨魚の総称。
    また、マイワシ。
    Wikipediaイワシ
  2. 切れない刀。鈍刀。
    「赤鰯」
《鰯網で鯨を捕る》いわしあみでくじらをとる
思いがけない収穫があることのたとえ。
「兎の罠に狐がかかる」
《鰯で精進落ち》いわしでしんじんおち
ちょっとしたつまらないことで禁戒を破ることのたとえ。
イワシのようなつまらない魚を食べてせっかくの精進を無駄にする意
《鰯の頭も信心から》いわしのあたまもしんじんから
つまらない物でも、信心の対象となればありがたく思われるというたとえ。
「頭」は「かしら」とも読む。

【赤鰯】あかいわし

  1. 塩づけにしたイワシ。また、それを干したもの。
  2. 赤くさびた刀。「1.」に似ることから。

《字体》

「弱」は、唐代の楷書ではと書くものはなく、国字である「鰯」の方が楷書として安定した書き方でしょう。

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