15画 (12) 準1級

同字【嘘】


[音] キョ
[訓]
く 
すすりな
うそ

《意味》

  1. ふく。はく。ふうと静かに息を出す。
  2. うそ。

【嘘】うそ

  1. 事実でないこと。また、人をだますために事実とちがうことを言うこと。また、そのことば。いつわり。そらごと。
  2. まちがっていること。誤り。

【嘘唏】きょき

すすりなく。むせびなく。
「歔唏」とも書く。

【吹嘘】すいきょ

  1. ふっと息を吹き出すこと。
  2. 人の長所を宣伝すること。人をほめあげること。
    「推挙」とも書く。

《字体》

の部分は、唐代楷書の頃からと簡略化して書かれてきた。
とらがしらも、唐代楷書の頃からの形で書かれていて、日本でも古くから一般的であった。
中唐以降作られた正字である、説文篆文を楷書体化したが、常用漢字で採用された。
「嘘」と書いて差し支えない。

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