【閏】 12画 (4) 準1級


[音] ジュン
[訓] うるう

《意味》

  1. うるう。一年の日数、または月数が、決まった数からはみ出て平年より多いこと。「閏年」。
  2. 正統でない天子の位。「正閏」

【閏】うるう

平年より暦の日数や月数が多いこと。
暦の上の季節と実際の季節とのずれを調節するためで、太陽暦では四年に一度2月を29日とし、太陰暦では適当な割合である月を2回くり返し、一年を13か月とする。

【閏月】うるうづき

太陰暦で、暦の上の季節と実際の季節とのずれをなくすために、平年より一か月多く設けられた月。
「じゅんげつ」とも読む。閏月のある年を閏年といい、この年は同じ月が二度くり返され、これを「四月・閏四月・五月…」という風に数える。

【閏年】うるうどし 

閏のある年。閏日または閏月のある年。
「じゅんねん」とも読む。
「平年」

【閏日】うるうび 

太陽暦の2月29日のこと。

【閏統】じゅんとう 

正統でない天子・天皇の血筋。
「正統」

【正閏】せいじゅん 

  1. 平年とうるう年
  2. 正しい系統と正しくない系統。正統とそうでないもの。また、それをあきらかにすること。
    普通、皇位の系統などについていう。
    「南北朝正閏論」

《字源》

「王」に従う字とされるが、おそらく「壬(じん)声。

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