【叡】 16画 又(14)  準1級

古字【睿】


[音] エイ
[訓] かしこ

《意味》

  1. あきらか。さとい。かしこい。奥深くまで目のきくさま。「叡智」
  2. 天子・天皇に関することを尊んでいうときのことば。「叡覧」「叡感」

【叡智】えいち

  1. 物事の道理を見通す、優れた(深い)知恵。
  2. 認識する能力。常識が高度に洗練された理想的状態。
「英知」に書き換えられる。

【叡才】えいさい

物事を深く理解できる鋭い才能。
「英才」に書き換えられる。

【叡山】えいざん

「比叡山」の略。

【叡聞】えいぶん

天子・天皇が聞くこと。
「叡聞に達する」
叡聴・天聴

【叡覧】えいらん

天子・天皇が見ること。
「叡覧に供する」

【叡慮】えいりょ

天子・天皇の考え、気持ち、配慮。
聖慮・聖旨

叡】そうえい

かしこくて読みが深い。

明叡知】そうめいえいち

聖人の四つの徳のこと。転じて、才能・知識があり、賢くて先々まで見通せること。
「聡」はすべてを聞き分けること。「明」はすべてを見分けること。「叡」はすべてに通ずること。「知」はすべてを知っていること。
「知」は「」とも書く。

【比叡山】ひえいざん

  1. 京都府と滋賀県の境、京都市の北東方にある山。
    頂上は主峰大比叡(海抜848メートル)と四明ヶ岳(海抜839メートル)に分かれる。
    古来信仰の山として知られ天台宗総本山延暦寺がある。
    叡山。北嶺(⇔南都)。天台山。ひえのやま。
  2. 延暦寺の山号。
Wikipedia比叡山

《字源》

「睿(えい)+(ゆう)
「睿は面を(おおう)うかぶり物の下に目深く目があらわれている形で、奥深い面貌。
は手。
そのかぶり物をひらいて、その鋭く賢いさまをあらわす意。

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