【禾】 5画 (0) 準1級


[音]
[訓] いね
のぎ

《意味》

  1. いね。わら。また、穀物の総称。「禾稼」
  2. のぎ(芒)。稲・麦などの実の外殻にある針状の突起。
    字形が「ノ」と「木」から出来ているため。

【禾】いね

  1. イネ科の一年草。稲。
  2. 穀物の総称。

【禾穎】かえい

イネの穂。稲穂。
禾穂(かすい)
「禾穎が風にそよぐ」

【禾稼】かか 

穀物。穀類。

【禾穀】かこく 

  1. イネ。
  2. 物の総称。稲・麦・(あわ)(ひえ)(きび)玉蜀黍(とうもろこし)など。
    「禾穀豊かな土地」

【禾黍】かしょ

アワまたはイネと、キビ

【禾黍油油】かしょゆうゆう

アワとキビが湧き出るように茂っているさま。
中国西周の時代、殷の一族の箕子が、殷の滅亡後に立ち寄った宮殿跡を見て、その荒廃ぶりを嘆いて作った「麦秀詩」の一説。

【禾穂】かすい 

イネ科植物、特に穀類の穂。
禾穎(かえい)

【禾本科】かほんか 

イネ科の旧称。
多くは細長い葉をもち、花は花弁がなく二枚の(ほう)でつつまれている。イネ・ムギ。アワなどの穀類や、ススキ・アシなど。

【禾】のぎ 

イネ・ムギなどの実の外殻にある針状の突起。のげ。
「芒」とも書く。

【禾偏】のぎへん 

漢字の部首の一つ。「秒」「稲」などの「禾」の部分。

【嘉禾】かか 

穂を多くつけたよい稲。

【晩禾】ばんか 

普通より遅く実る稲。
晩稲(ばんとう)

《字源》

いねの象形。
軍門の左右に立てる表木の形でもある(「和」「歷(歴)」などに現れる「禾」がそれ)。

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