【廻】 9画 廴(6) 準1級
[音] | カイ |
エ |
[訓] | まわす |
まわる | |
めぐる | |
めぐらす |
《意味》
めぐる。めぐらす。ぐるりとまわる。ぐるりとまわす。
「回」が書き換え字。「廻送」「廻転」「廻廊」など。
【廻向】えこう
「回向」とも書く。
【廻漕】かいそう
船で荷物を運ぶこと。また、船による運送。
「回漕」とも書く。
【廻天】かいてん
世の中の形勢をがらりと変えること。
「回天」とも書く。
【廻る】まわる
「回る」とも書く。
【廻る】めぐる
「巡る・回る」とも書く。②③は「繞る」とも書く。
【菱垣廻船】ひがきかいせん
江戸時代に、大坂・江戸間の幹線航路に就航して大量の日常消費物資を江戸へ輸送した輸送船。
Wikipedia「菱垣廻船」
「檜垣廻船」とも書く。
【輪廻】りんね
衆生の霊魂が肉体の死と共に滅びないで転々と他の肉体に移って生まれ変わり、かぎりなく迷いの世界をへめぐること。生まれ変わり死に変わりすること。
車輪がとどまることなく回転するようにという意から。
「転生」「流転」
《字源》
声符は「回(かい)」。
『説文解字』にはない文字で、「回」の限定的な用法と思われる。