11画 (7) 準1級

交換略字【晦】


[音] カイ
[訓] みそか
  つごもり
  くら
  くらます

《意味》

  1. みそか。つごもり。陰暦の月末で、月のないやみ夜。「朔」
  2. くらい。よくわからない。「明」
  3. くらます。「晦渋」「韜晦」

【晦かいさく

  1. みそかとついたち。また、一か月。
  2. 朝と晩。

【晦渋】かいじゅう

文章・語句などが難しくて、意味がわかりにくいこと。難解。
「晦渋な文章を書く」

【晦・晦暝】かいめい

くらいこと。くらやみになること。まっくらやみ。

【晦い】くらい

  1. 月の出ない闇夜でくらい。
  2. はっきりしない。また、よくわからないさま。

【晦ます】くらます

  1. かくす。特に、姿を見つからないようにかくす。ゆくえや居場所がわからないようにする。「姿を晦ます」
  2. 事実をごまかす。あざむく。ごまかす。「人目を晦ます」

【晦日・晦】つごもり

月の最後の日。月末。みそか。
一日(ついたち)」「朔日(さくじつ)
12月の最後の日は「大晦日(おおつごもり)」という。「みそか」とも読む。

【晦日・晦】みそか

月の最後の日。月末。つごもり。
一日(ついたち)」「朔日(さくじつ)
12月の最後の日は「大晦日(おおみそか)」という。「つごもり」とも読む。

【自己晦】じことうかい

自分の才能・地位・本心などを隠して表に出さないこと。
節操を知り、自分をひけらかさないこと。
「韜晦」は才能や学識を隠す意。
韜光晦迹(とうこうかいせき)」「韜光養晦(とうこうようかい)

晦】とうかい

  1. 自分の地位・才能・本心などをごまかしかくすこと。
    「韜晦して油断させる」
  2. 〔行方・消息を〕くらますこと。〔身を〕かくすこと。
    「消息を韜晦する」

光晦迹】とうこうかいせき

才能などを包み隠して表面に表さないこと。自慢しないこと。
「韜」は包む、「晦」はくらます。「迹」は「跡」と同じで痕跡の意。
光を包み隠し、形跡を残さないの意から。
「光を(つつ)(あと)(くら)ます」が書き下し文。
韜光養晦(とうこうようかい)」「自己韜晦」

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