【碍】 13画 石(8) 準1級
基本字【礙】
[音] | ガイ |
ゲ |
[訓] | さまたげる |
ささえる |
《意味》
【碍子】がいし
送電線などの裸線の部分を絶縁して、電柱などに固定するための器具。陶器製・合成樹脂製などのものがある。
【碍げる】さまたげる
邪魔をする。邪魔をして止める。さえぎる。
【障碍】しょうがい
「障害」に書き換えられる。
【阻碍】そがい
邪魔すること。妨げること。
「成長を阻碍する」
「阻害」とも書く。
【弁才無碍】べんさいむげ
弁論がうまくて流暢に話すこと。
「弁才」は巧みな言い回しをする才能のこと。「無碍」はさえぎる物がない意。
【妨碍】ぼうがい
邪魔をすること。妨げること。
「彼の出世を妨碍する」
「妨害」に書き換えられる。
【無碍】むげ
妨げるものがないこと。邪魔するものがないこと。
「融通無碍」
【融通無碍】ゆうずうむげ
行動や考えが何の障害もなく、自由で伸び伸びしていること。
「融通」は滞りなく通ること。「無碍」は妨げのないこと。
「融通自在」「無碍自在」「異類無碍」「四角四面」「闊達自在」
《字源》
「碍」は俗字で、正字は「礙」。
「礙」の声符は「疑(ぎ)」。
「疑」の金文や卜文にある初文は「(ぎ)」で、人が顧みて立ちどまり、凝止する形。
のちに「止」や、「辵」の左右反転形などを加えて「疑」となった。
:「」の甲骨文字