【碍】 13画 (8) 準1級

基本字【礙】


[音] ガイ
 
[訓] さまたげる
  ささえる

《意味》

  1. さまたげる。邪魔をする。
  2. ささえる。ささえ。

【碍子】がいし

送電線などの裸線の部分を絶縁して、電柱などに固定するための器具。陶器製・合成樹脂製などのものがある。

【碍げる】さまたげる

邪魔をする。邪魔をして止める。さえぎる。

【障碍】しょうがい

  1. 物事の成立や進行の邪魔をするもの。また、妨げること。しょうげ。
    「障碍が生じる」
  2. 身体の器官が何らかの原因によって十分な機能を果たさないこと。また、そのような状態。
    「胃腸障碍」
  3. 「障碍競争」の略。
「障害」に書き換えられる。

【阻碍】そがい

邪魔すること。妨げること。
「成長を阻碍する」
「阻害」とも書く。

【弁才無碍】べんさいむげ

弁論がうまくて流暢に話すこと。
「弁才」は巧みな言い回しをする才能のこと。「無碍」はさえぎる物がない意。

【妨碍】ぼうがい

邪魔をすること。妨げること。
「彼の出世を妨碍する」
「妨害」に書き換えられる。

【無碍】むげ

妨げるものがないこと。邪魔するものがないこと。
融通無碍(ゆうずうむげ)

【融通無碍】ゆうずうむげ

行動や考えが何の障害もなく、自由で伸び伸びしていること。
「融通」は滞りなく通ること。「無碍」は妨げのないこと。
融通自在(ゆうずうむげ)」「無碍自在(むげじざい)」「異類無碍(いるいむげ)」「四角四面(しかくしめん)」「闊達自在(かったつじざい)

《字源》

「碍」は俗字で、正字は「礙」
「礙」の声符は「疑(ぎ)
「疑」の金文や卜文にある初文は(ぎ)で、人が顧みて立ちどまり、凝止する形。
のちに「止」や、「辵」の左右反転形などを加えて「疑」となった。
の甲骨文字

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