【劃】 14画 (12) 準1級


[音] カク
[訓] わか
くぎ

《意味》

  1. かぎる。くぎる。区分けする
  2. 文字の画。
「画」に書き換えられる。「畫」(「画」の旧字体)と「劃」はほぼ同義。

【劃一】かくいつ

何もかも同じような形や性質にととのえそろえること。
「劃一化する」
「一様」「均一」
「画一」に書き換えられる。

【劃一的】かくいつてき 

全体が一様にそろっているさま。変化や特色のないさま。
「劃一的な考え方をする」
「画一的」に書き換えられる。

【劃する】かくする

  1. はっきりと区別する。区切りをつける。
  2. 計画や計略をたてる。くわだてる。
「画する」に書き換えられる。

【劃然】かくぜん

区別がはっきりついているようす。
「劃然とした区別がされている」
「画然」に書き換えられる。

【劃定】かくてい

区切りをはっきり定めること。
「境界を劃定する」

【劃期的】かっきてき

時代に一つのくぎりをつけるくらいに新しい(めざましい)ようす。エポックメーキング。
「劃時代的」
「劃期的な発見がなされた」

【企劃】きかく

新しくあることを行うために計画を立てること。また、その計画。
「新しい番組の企画を募集する」
「企画」に書き換えられる。

【区劃】くかく

土地・場所などをしきって分けること。また、そのしきった場所。
「区画を整理する」
「区画」に書き換えられる。

《字源》

声符は「畫(画)(かく)
「畫」(いつ)+田」で、「聿は筆、「田」の部分は「周」の初形。
「周」は四角い楯を四分割して、飾りとして点を加えた形。
つまり、「畫」は四角い(たて)に飾りを彫る意。
文様を田の字型に楯の全面に施したものを「周」、彫刻することを「雕」「聿(筆)を加えた形は「畫(画)」、文字を刻むことを「劃」という。
 
「周」の甲骨文字。
「周」の金文。祝詞を収める器「口(さい)を加えている。
「畫(画)の金文。「周」「聿」を加えている。(コンパス)を加える字形もある。

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