【巌】 20画 (17)  準1級

旧字体【巖】 23画 (20) 1級


[音] ガン
[訓] けわしい
  いわ
いわお
がけ

《意味》

  1. いわ。いわお。ごつごつしたいわ。大きな石。
  2. けわしい。

【巌】いわお

大きな岩。大盤石。

【巌下の電】がんかのでん

眼光が明るく輝いて鋭いさま。
古代中国西晋(せいしん)王戎(おうじゅう)の眼光を、裴楷(はいかい)(いわお)の下の暗がりで輝く稲妻のようだと評した故事から。

【巌巌】がんがん

山や岩石などの高く険しいさま。

【巌がんくつ

岩あな。ほら。いわや。
「岩窟」とも書く。

【巌頭】がんとう

大きな岩の上。突き出た岩の端。
「巌頭に立って叫ぶ」
「岩頭」とも書く。

【巌壁】がんぺき

壁のように険しく切り立った山の岩肌。
「岩壁」とも書く。

【巌しい】けわしい

岩が高く崖のように切り立っているさま。

【奇巌】きがん

珍しい形の大きな岩。
「奇巌怪石」

【危巌】きがん

のぼるのが危ないような険しい岩。

【枯木寒巌】こぼくかんがん

冷淡で取っつきにくい態度のたとえ。枯れ木とつめたい岩。

【巉巌】ざんがん

するどく切り立っている険しい岩山。

【千巌万壑】せんがんばんがく

数多くの岩山や渓谷が連なっているさま。
中国東晋(とうしん)の時代、顧愷之(こがいし)が、会稽(かいけい)の山川の美しさについて述べた言葉から。

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