【渠】 12画 (9) 準1級


[音] キョ
[訓] みぞ
おおきい
かしら
かれ
なん

《意味》

  1. みぞ。両岸の間をあけて、水を通す用水路。
  2. 間のびしているさま。大きいさま。
  3. 親分。かしら。
  4. それ。かれ。第三人称の代名詞。
  5. なんぞ。いずくんぞ。疑問や、反問をあらわすことば。何渠と続けても用いられる。

【渠魁】きょかい

盗賊などのかしら。
「巨魁」とも書く。
渠帥(きょすい)

【渠】みぞ

堀。掘り割り。用水路。

【暗渠】あんきょ 

覆いをしたり地下に設けたりして、外から見えないようになっている水路。
明渠(めいきょ)

【暗渠排水】あんきょはいすい 

農耕に適した土地にするため、地下に排水路を作って湿地の水はけをよくすること。

【溝渠】こうきょ 

  1. 給水や排水のために掘ったみぞ。
  2. 心のへだたり。
    「彼と私には今も越えがたい溝渠がある」

【水到渠成】すいとうきょせい 

学問を究めると自然に徳も備わるということ。また、物事は時期が来れば成就するということ。
「渠」は溝のこと。水が流れて来る自然に土が削られ溝ができる、という意から。
「水(いた)りて(きょ)成る」が書き下し文。
水到魚行(すいとうぎょこう)(水到りて魚行く)」

【船渠】せんきょ 

船の建造や修理などのために築造された設備。ドック。乾ドック・浮きドックなどの種類がある。

【入渠】にゅうきょ 

船がドックに入ること。

【明渠】めいきょ 

ふたのない排水溝。
暗渠(あんきょ)

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