【寓】 12画 (9) 準1級


[音]
グウ
[訓] せる
やど
かりずまい
かこつける

《意味》

  1. やどる。やどす。仮に身を寄せる。仮に足場を置く。一時、人を泊める。
  2. よる。よせる。ふと目をつける。また、当座のものを利用してことよせる。かこつけてほのめかす。
  3. かりずまい。

【寓ける】かこつける

他のことに関係づけて、そのせいにする。ことよせる。
「仕事に寓けて酒を飲みに行く」
「託ける」とも書く。

【寓意】ぐうい

他の事物にかこつけて、それとなく気持ちや意志を述べること。
また、その意味。アレゴリー。
「寓意を込めた話」

【寓居】ぐうきょ 

仮に住むこと。かりずまい。仮寓。
自分の住まいを謙遜して言うときもある。
「是非寓居にお立ち寄りください」

【寓する】ぐうする

  1. かりずまいをする。
  2. ある事柄にかこつけて言う。ほのめかす。
    「昔話に教訓の意を寓している」

【寓生】ぐうせい

他人にたよって暮らすこと。また、その人。

【寓目】ぐうもく

目をつけること。目にとまること。
「彼の行動は寓目に値する」

【寓喩】ぐうゆ

「寓意」に同じ。アレゴリー。

【寓話】ぐうわ

教訓的な内容を動物や他の事柄に託して語る物語。
イソップやラ=フォンテーヌなどの寓話が有名。

【客寓】かくぐう

  1. 客となって滞在すること。また、その家。
  2. 旅先で、よその土地に滞在すること。また、そのときの仮のすまい。

【仮寓】かぐう

一時的に住むこと。また、その家。かりずまい。
「従兄弟の家に仮寓している」

【羇寓】きぐう

旅ずまい。旅泊。
「羈寓」とも書く。

【寄寓】きぐう

一時的に他人の家に住むこと。また、仮のすまい。
「友人の家に寄寓する」

【僑寓】きょうぐう

旅先での仮ずまい。

【流寓】りゅうぐう

故郷や本国を離れて各地を放浪し、あちらこちらに住むこと。
「流寓の客」

【旅寓】りょぐう

旅先で泊まっている所。旅先の仮のすまい。たびのやどり。旅宿。

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