【串】 7画 (6) 準1級


[音] セン
カン
[訓] つらぬ
れる
くし

《意味》

  1. つらぬく。うがつ。穴をあけて通す。穿(セン)」に当てた用法。
  2. 同じやり方で、ある事に慣れる。親しみ慣れる。(カン)」に当てた用法。
  3. [国訓]くし。さし通すために使う、鉄や竹でつくった細長い棒。「串焼き」。(サン)」の誤用。

【串貫】せんかん

貫くこと。つきとおすこと。一貫する。
大漢語林」は「せんかん」、「字通」は「かんかん」と読んでいる。

【串戯】かんぎ

  1. 人を笑わせるために行う歌舞。おどけ。
  2. 俳優

【串通】かんつう・せんつう

  1. (カンツウ)内通する。ぐるになる。
  2. (センツウ)とおす。とおる。

【串】くし

食物をさし通して調理するための、先のとがった細い棒。鉄・竹などで作る。
「鮎を串刺しにして焼く」
「串団子」

【串殺】せんさつ

貫き殺すこと。串刺しにして殺すこと。
「釣った魚を串殺する」

【親串】しんかん

親しみ慣れること。

【玉串】たまぐし 

切りとった(さかき)の小枝に木綿(ゆう)または白い紙をつけたもの。儀式などのとき神前にささげる。
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《字源》

ものを串刺しにした形。
「毌(かん)と声義が同じで、別体の字と思われる。
「毌」は貝を貫いて(ひも)()じる形。

《読み》

音読みが「セン」か「カン」かで辞書によって異なるため、多数派を採用しています。
・「セン」=「穿(せん)
・「カン」=「(かん)
として、音と意味を対応させています。

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