【珪】 10画 (6) 準1級


[音] ケイ
[訓] たま

《意味》

  1. 昔、天子が諸侯を封ずるときに与えた、諸侯としての身分をあらわす幅広の剣型の玉器。
  2. 化学元素の一つ。珪素。シリコン。「硅」

【珪酸】けいさん

  1. ケイ素・酸素・水素の化合物。珪酸ナトリウムの溶液に強い酸を加えてつくった、膠(ニカワ)状の沈殿物。吸着剤・乾燥剤・脱色剤・触媒などに使う。
  2. 「二酸化ケイ素」の別称。ケイ素の酸化物。
「硅酸」とも書く。
Wikipediaケイ酸

【珪砂】けいしゃ

二酸化珪素の砂。花崗岩(かこうがん)などの風化によってできる。陶磁器・ガラスなどの原料。
「硅砂」とも書く。

【珪石】けいせき

陶磁器・ガラス・耐火材などの原料となるケイ酸(二酸化ケイ素)を主成分とする鉱物の総称。石英・ペグマタイト・チャートなど。
「硅石」とも書く。

【珪素】けいそ

非金属元素の一つ。褐色の粉末または暗灰色の結晶。ケイ酸塩などの酸化物となって、土砂・岩石などの主要な成分として天然に存在し、地殻の約27.7%を占める。シリコン。元素記号Si。
「硅素」とも書く。
Wikipediaケイ素

【珪藻】けいそう

淡水・海水中に生じ生活する単細胞の微小な藻類。植物性プランクトンの主要なもので、魚類の餌になる。黄褐色で細胞膜にケイ酸質の殻をかぶる。珪藻植物。
「硅藻」とも書く。
Wikipediaケイソウ

【珪肺】けいはい

塵肺(じんぱい)の一つ。肺にケイ酸が沈着する疾患。ケイ酸を含む粉塵が吸入され肺胞に至り上皮細胞に沈着し、繊維増殖が起こって肺機能が障害される。採石・採鉱・セメント製造などで起こる職業病。よろけ。

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