【芸】 7画 (4)  7級

旧字藝】 18画 (15) 1級


[音] ゲイ
[訓] わざ
  える

《意味》

  1. 身につけたわざ。はたらき。技能。学問。「芸術」「武芸」
  2. 草木を植える。種子をまく。「園芸」「芸植」
  3. 「安芸の国」の略。「芸州」

【芸える】うえる 

種をまく。また、草木の苗を植え付け育てる。

【芸域】げいいき 

身をつけた芸の深さや広さ。芸の領域。
「芸域が広い」

【芸げいえん

学芸の世界。文芸社会。書籍や文芸の多く集まっている所。
芸林(げいりん)

【芸げいぎ 

芸者。三味線、踊り、歌などで宴席に興を添える職業の女性。

【芸術は長く人生は短し】げいじゅつはながくじんせいはみじかし 

人の一生は短いが、芸術作品を完成させるには時間がかかるということ。また優れた芸術作品は作者の死後いつまでも残るということ。
ヒポクラテスが「医術を極めるには長い年月がかかるが、人の一生は短い Ars longa, vista brevis. (Art is long,life is short.)」と言った言葉から転じた。

【芸は道によって賢し】げいはみちによってかしこし 

専門家はその分野に精通していること。
「餅は餅屋」「海のことは漁師に問え」

【芸は身の仇げいはみのあだ 

習い覚えた芸字が、かえって身を誤る原因になるという戒め。
「芸は身を助ける」

【芸は身を助ける】げいはみをたすける

趣味で覚えた芸が、時には生計をたてる糧となったり、思いがけない役に立ったりするというたとえ。
「芸は身の仇」

【芸林】げいりん 

芸術家や文学者の仲間や社会。
(げいえん)

【芸】わざ 

  1. 修得した技能。
  2. 遊びに関する技術。遊芸。
  3. 学問。芸術。

《字源》

旧字体は「藝」で、「埶(げい)声。
正字はで、苗木を奉じ植える形。
「芸()」の甲骨文字。

《字体》

旧字体は「藝」で、「埶(げい)の部分が省略されて「芸(うん)と同形になってしまった。
新字体になることによって、「うえる」意味と「ゲイ」の音は消えてしまった。

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