[音] | ゲイ |
[訓] | わざ |
うえる |
《意味》
【芸える】うえる
種をまく。また、草木の苗を植え付け育てる。
【芸域】げいいき
身をつけた芸の深さや広さ。芸の領域。
「芸域が広い」
【芸苑】げいえん
学芸の世界。文芸社会。書籍や文芸の多く集まっている所。
「芸林」
【芸妓】げいぎ
芸者。三味線、踊り、歌などで宴席に興を添える職業の女性。
【芸術は長く人生は短し】げいじゅつはながくじんせいはみじかし
人の一生は短いが、芸術作品を完成させるには時間がかかるということ。また優れた芸術作品は作者の死後いつまでも残るということ。
ヒポクラテスが「医術を極めるには長い年月がかかるが、人の一生は短い Ars longa, vista brevis. (Art is long,life is short.)」と言った言葉から転じた。
【芸は道によって賢し】げいはみちによってかしこし
専門家はその分野に精通していること。
「餅は餅屋」「海のことは漁師に問え」
【芸は身の仇】げいはみのあだ
習い覚えた芸字が、かえって身を誤る原因になるという戒め。
「芸は身を助ける」
【芸は身を助ける】げいはみをたすける
趣味で覚えた芸が、時には生計をたてる糧となったり、思いがけない役に立ったりするというたとえ。
「芸は身の仇」
【芸林】げいりん
芸術家や文学者の仲間や社会。
「芸苑」
【芸】わざ
《字源》
旧字体は「藝」で、「埶(げい)」声。
正字は「」で、苗木を奉じ植える形。
:「芸()」の甲骨文字。
《字体》
旧字体は「藝」で、「埶(げい)」の部分が省略されて「芸(うん)」と同形になってしまった。
新字体になることによって、「うえる」意味と「ゲイ」の音は消えてしまった。