【鯉】 18画 (7)  準1級


[音]
[訓] こい
てがみ

《意味》

  1. コイ。淡水魚の一種。
  2. 手紙。便り。鯉の腹の中に絹地に書いた手紙を入れて届けたことから。
  3. 人名。孔子の子の名前。

【鯉】こい

コイ目コイ科コイ属の淡水魚。普通は全長60㎝ぐらいになり、二対の口ひげがある。
Wikipediaコイ
《鯉の滝登り》こいのたきのぼり
人の立身出世することのたとえ。
「竜門の滝登り」とも。
中国の黄河中流にある竜門の滝を登ることができた鯉は竜になるという伝説から。登竜門の語源。

【鯉口】こいぐち

  1. 刀のさやの口。
    「鯉口を切る」・・・すぐ刀が抜けるように鯉口をゆるめておくこと。刀を抜く構えにはいること。
  2. 口の小さい筒袖。また、その袖をつけて水仕事のときなどに羽織った衣服。

【鯉濃】こいこく

コイを輪切りにして、赤味噌の味噌汁にした料理。
「鯉の濃漿(こくしょう)」の意。

【鯉幟】こいのぼり

紙・布などでコイをかたどって作ったのぼり。端午の節句にたてる。
Wikipedia鯉幟

【鯉素】りそ

手紙。
「素」は白絹。
客の持ってきた二匹の鯉の腹の中から白絹に書かれた手紙が出てきたという故事による。
「双鯉」

【鯉庭】りてい

子どもが父の教訓を受ける場所。家庭教育の場。
孔子が、自分の子どもの()が庭を走り抜けたのを呼びとめて、詩や礼を学ばなければいけないと言い聞かせたという「論語」季氏篇の故事から。
これにより家庭での(父の)教えを「過庭(かてい)(おしえ)」「庭訓(ていきん)」という。

【双鯉】そうり

手紙。
客の持ってきた二匹の鯉の腹の中から手紙が出てきたという故事による。

【緋鯉】ひごい

コイの一変種。赤または黄みをおびたもの。観賞用。
Wikipediaコイ

【真鯉】まごい

普通の黒っぽい色のコイ。
Wikipediaコイ

【養鯉】ようり

コイを養殖すること。

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