【喉】 12画 (9) 準1級


[音] コウ
[訓] のど

《意味》

のど。のどぶえ。

【喉舌】こうぜつ

  1. のどと、舌。
  2. 言論・言語のたとえ。
  3. たいせつな所のたとえ。
  4. 君主のことばを下の者に、下の者のいうことを君主に伝える役目。大臣・宰相のこと。「喉舌の官」

【喉頭】こうとう

咽頭と気管の間の部分。気道の一部をなし、中央部に声帯を有する。
Wikipedia喉頭

【喉】のど

  1. 口の奥の食道・気管に通ずるところ。咽喉。
  2. 歌う声を出すところ。転じて、歌う声。
  3. 急所。
  4. 書物の閉じてある側の部分
」とも書く。
《喉を扼して背を撫つ》のどをやくしてはいをうつ
前後から急所を攻めて逃げ道をなくし、要地・要点を押さえること。のどを押さえ、背中をうって逃げ道のないようにする意。

【喉頸】のどくび 

  1. のどのあたり。
  2. 大切なところ。急所。
    「敵の喉頸を押さえる」

【喉仏】のどぼとけ

のどの中間にある甲状軟骨が外に突き出て高くなっているところ。成年男子にはっきりみられる。のどぼね。

【喉元思案】のどもとじあん

目先のことにとらわれたあさはかな思案。浅慮。

【喉元過ぎれば熱さを忘れる】のどもとすぎればあつさもわすれる

苦しい時が過ぎ去れば、そのつらい苦しさを忘れてしまうことのたとえ。また、苦しい時が過ぎ去れば、そのときにこうむった恩を忘れてしまうことのたとえ。
「雨晴れて笠を忘れる」

【喉輪】のどわ

  1. 甲冑(かっちゅう)の付属具。月形という半月状の鉄板に小札(こざね)の板を二段下げたもの。月形を首にかけのどから胸板の上のすき間を守るもの。
  2. 「喉輪攻め」に同じ。相撲で、相手ののどに手を矢筈形に当てて押す技。立ち上がりや突っ張り合いのときに用いる。のどわ。

喉】いんこう

  1. 咽頭(いんとう)喉頭(こうとう)。のど。
  2. 重要な通路。大事な場所。たいせつな部分。
喉を扼する》いんこうをやくする 
重要な地点を押さえる。要所を押さえる。のどもとを押さえる。

【衿喉】きんこう

えりと、のどもと。要害の地(険しい地形で敵の攻撃を防ぐのに便利な土地)のたとえ。
「襟喉」とも書く。

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