【浩】 10画 (7)  準1級


[音] コウ
[訓] おおきい
ひろ
  おお
  おご

《意味》

ひろい。おおきい。ゆたかである。

【浩瀚】こうかん

  1. 水などが広くて大きなようす。広大。
  2. 書物がたくさんあるようす。
  3. 書物の・巻数(ページ数)が多いようす。大部であるようす。

【浩浩】こうこう

  1. 水が一面にみなぎっているようす。荒れた海などの形容に使う。「浩浩たる海」
  2. 広々としたようす。

【浩然】こうぜん

心が広くゆったりしているようす。
《浩然の気》こうぜんのき
  1. 天地に充満する、生命や活力のみなもととなる気。道徳的勇気。
  2. 俗事にとらわれない、広く大きな気分。おおらかで、のびのびした気持ち。
    「浩然の気を養う」

【浩大】こうだい

ひろく大きいこと。量が多いこと。また、そのさま。

【浩嘆・浩こうたん

大いになげくこと。また、深い溜め息。

【浩こうとう

  1. 広々としたようす。
  2. 志が大きく奔放であるようす。

【浩い】ひろい

広く大きいさま。また、水が豊かで広大なさま。

【載籍浩瀚】さいせきこうかん

書物が多いことのたとえ。書物に埋もれんばかりのさま。
「載籍」は事柄が記載された書籍や書類のこと、「浩瀚」は書物がたくさんあるようす。
汗牛充棟(かんぎゅうじゅうとう)

《字源》

声符は「告(こく)「告()」は木の小枝に祝詞(のりと)を収める器の「口(さい)をつけた形で、「いのる」意で用いられた。

《字体》

「告」は漢代の隷書より、「告」の字体で書かれており、唐代楷書では主流の形。
康煕字典体の、『説文解字』の篆書体を楷書体化した(上部の縦画が貫く形)はほとんど見られない。
人名用漢字に採用されたとおりの字体で書くのがよい。

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