【瑳】 14画 王(10) 準1級
[音] | サ |
[訓] | みがく |
《意味》
【瑳く】みがく
「磋く」とも書く。
【切瑳】せっさ
学問・伎芸などに励むこと。また、それによって人格を磨くこと。
玉・石・骨などを切ったりみがいたりする意から。
「切磋」とも書く。
【切瑳琢磨】せっさたくま
学問や人徳をより練り磨き上げること。また、友人同士が互いに励まし合い競争し合って、共に向上すること。
「切」は獣の骨や角などを切り刻むこと。「琢」は玉や石を鑿で削って形を整える、「磨」は石をすり磨く意。
「瑳」は「磋」とも書く。
《字源》
声符は「差(さ)」。
「差」の声符は「左(さ)」で、金文の字形は「禾(か)+左」で穀物の穂を神にすすめて祭る意。
神に勧めることが原義で、金文では「たすける」意、神に勧める穂を「えらぶ」意、穂の長短の差から「ちがう・たがう」意となる。