5画 (2) 準1級


[音] シチ
シツ
[訓] しか
 

《意味》

しかる。しっと鋭い声でしかりつける。責める。とがめる。
「叱」はもともと別字で音は「カ」。「カッ」と口を開いて怒鳴る様子で叱る意味。
は「シッ・シチ」と舌打ちして罵り、叱咤叱責する様子である。音からわかるように旁が「七」である。
混同され、「叱」が誤用されるようになった。
ここではフォントの問題上「叱」を使用する。

【叱る】しかる

(目下の者に対して)相手のよくない言動をとがめて、強い態度で責める。戒める。
「呵る」とも書く。

【叱正】しっせい

  1. しかって、誤りや不備な点を直させること。「師の叱正を受ける」
  2. 詩文の添削・批評を人にたのむとき、謙遜して言う語。正」
    「御叱正を仰ぐ」

【叱声】しっせい

しかる声。また、しかりつける言葉。
「教室から叱声が響く」

【叱責】しっせき

失策や怠慢などをしかりとがめること。
「事業の失敗を叱責する」

【叱咤】しった

  1. 大声でしかること。
  2. 大声ではげまし指図すること。
「叱咜」とも書く。

【叱咤激励】しったげきれい

大声で励まして、奮い立たせること。
鼓舞激励(こぶげきれい)」「叱咤督励(しったとくれい)」「啓発激励(けいはつげきれい)

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