[音] | ショウ |
[訓] | しの |
《意味》
しの。竹の一種。
【篠竹】ささたけ
小さい竹類の総称。「篠1.」に同じ。
「笹竹」とも書く。
「しのだけ」とも読む。「すずたけ」と読めば別の意になる。
【篠】しの
《篠を突く》しのをつく
雨が激しく降るようすの形容。
【篠笹】しのざさ
「篠竹」に同じ。
【篠竹】しのだけ
小さい竹類の総称。「篠1.」に同じ。
「ささたけ」とも読む。
「すずたけ」と読めば別の意になる。
【篠突く雨】しのつくあめ
激しく降る雨。どしゃぶりの雨。篠つくような雨。
篠竹を束ねて突きおろすように、細いものが集中して飛んでくる意から。
【篠懸の木】すずかけのき
スズカケノキ科の落葉高木。球形の果実が鈴のようにたれ下がってなる。日本には明治初年に輸入され、多く街路樹として植えられている。プラタナス。
「鈴掛の木」とも書く。
植物園へようこそ!「プラタナス」
【篠竹】すずたけ
イネ科の多年草。雪が少なく湿度の高い山林中に群生する。すず。みすず。
「すずたけ・ささたけ」と読めば別の意になる。
【篠の子】すずのこ
細い筍。特に、篠竹の筍。細長く、食用にする。すず。笹の子。
《字源》
声符は「條(条)(じょう)」。
「條」は細長い枝などをいう。
「條」は「攸+木」。
「攸」は「人+丨(水滴の形)+攴(ぼく)」で、人の背後に水をかけ、滌う意で、身を清めること、みそぎをいう。
みそぎをすることを「修」といい、そのとき用いる枝を「條(条)」といい、そのときの心情を「悠」という。
:「攸」の甲骨文字。