[音] | ショウ |
[訓] | めしつかい |
めかけ | |
わらわ |
《意味》
【妾出】しょうしゅつ
めかけの子として生まれること。また、そのように生まれた人。めかけばら。
「妾腹」「庶出」
【妾宅】しょうたく
めかけを住まわせておくための家。
「彼は妾宅に入り浸りだ」
「本宅」
【妾腹】しょうふく
めかけを母として生まれたこと。また、その人。
「妾出」
「めかけばら」とも読む。
【妾】めかけ
男が本妻のほかに愛し養っている女。正式の妻をもつ男と肉体関係を持ちながら経済上の援助を受けて暮らす女。そばめ。てかけ。囲い者。
「妾をかこう」
「側室」「権妻」
「本妻」
【妾】わらわ
一人称。女性が自らをへりくだっていう語。近世では、特に武家の女性が用いた。わたし。
【愛妾】あいしょう
愛しているめかけ。気に入りのめかけ。
【妻妾】さいしょう
妻と、めかけ。
【男妾】だんしょう
女に囲われて情事の相手をする男。
「おとこめかけ」とも読む。
【寵妾】ちょうしょう
特に気に入りのめかけ。
「愛妾」
【洋妾】ようしょう
西洋人のめかけになった日本人の女。ラシャめん。
《字源》
「辛(しん)+女」。辛は入墨に用いる針。罪人にこれで刺青を加える。女には「妾」といい、男には「童」という。共に神に捧げられた奴隷。
「妾」が神に仕えて接することを「接」という。
:「妾」の甲骨文字。