【丞】 6画 (5)  準1級


[音] ショウ
ジョウ
[訓] たすける
 

《意味》

  1. たすける。傍らから両手をそえて助ける。助け役。副官。「丞相」
  2. じょう。四等官で、省の第三位。

【丞】じょう

律令制の四等官の一つで、第三位。省の官に当てる用字。

【丞相】じょうしょう

  1. 昔の中国で、天子をたすけて国政をとった大臣。
  2. 昔の日本で、「大臣」の別称。
「しょうじょう」とも読む。

【丞ける】たすける

手を添えて助力する。
特に、上の地位の者に付き従ってその仕事を補佐する。
「君主を丞ける」

《字形》

深い穴に陥った人を、左右の両手で上から引きあげてすくう形で、「拯」の初文。
構成は「卩(せつ:人が伏す形)+(かん:深い穴)+(きょう:左右の手を並べた形)
人を下から上に奉る字は「承」
「承」(いただ)き、「丞」(すく)いあげる形。
「丞」の甲骨文字。

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