【碩】 14画 (9)  準1級


[音] セキ
[訓] おおきい

《意味》

おおきい。すぐれている。りっぱな。

【碩きい】おおきい

内容が充実する。中身が優れている。がっちりと太っている。

【碩学】せきがく

学問を広く深く身につけること。また、その人。
大家(たいか)」「権威(けんい)」「碩儒(せきじゅ)

【碩学大儒】せきがくたいじゅ

学問の奥義を究めた大学者のこと。
「碩学」は大学者のこと。「大儒」は優れた儒者の意。
碩学鴻儒(せきがくこうじゅ)」「通儒碩学(つうじゅせきがく)

【碩師名人】せきしめいじん

大学者や名声の高い人。偉大な徳のある人や人望のある人。
「碩」は大きい意で、「碩師」は大学者・大先生のこと。「名人」は名声の高い人・名士。

【碩儒】せきじゅ

学問の広く深い学者。大学者。大儒。

【碩鼠】せきそ

  1. 大きなネズミ。
  2. ケラの異名。
    (けら)
    「石鼠」とも書く。

【碩徳】せきとく

徳の高い人。大徳の人。とくに、徳の高い僧。大徳。

【耆碩】きせき

学問があって徳望の高い老人。

【肥碩】ひせき

太っていて、大きい。肉がついて太っている。

《字源》

声符は「石(せき)
「頁(けつ)は儀式のために正装した人の形。
金文の字形によると石を拝する形で、石は石室の類。
「碩」はそのような聖所を拝する人の形とみられ、もともと神事に携わる人を表す語と思われる。

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