【匝】 5画 (2) 準1級

基本字【帀】


[音] ソウ
[訓] めぐ

《意味》

めぐる。周囲をぐるりとひと回りする。

【匝線】そうせん

〔数学での〕渦巻状にぐるぐるまわった平面曲線。スパイラル。渦巻線(うずまきせん)螺旋(らせん)

【匝旬】そうじゅん

十日間。

【匝る】めぐる

ぐるりとまわる。また、周囲をぐるりと取り巻く。

【周匝】しゅうそう

  1. まわりをすっかり取り巻くこと。また、そのまわり。
  2. すみずみまで行き渡ること。
    「用意が周匝だ」

《字源》

基本字は「帀」で、帯をめぐらす形。
「匝」は俗字。

《字体》

元は「帀」だが、楷書の時代に入って「しんにょう」を加えたが現れる。
「しんにょう」を「L」のように書いたものと「帀」が合体して、「匝」ができた。
「匚(はこがまえorかくしがまえ)はお互い対応して、しばしば異体字の関係になる。
「匹」に対して「匠」に対してなどがある。

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