[音] | ソウ |
[訓] | さとい |
《意味》
さとい。かしこい。耳がよく聞こえる。
【聡い】さとい
ものごとを理解するのが早い。判断力がするどく的確である。かしこい。敏感である。
「敏い」とも書く。
【聡慧】そうけい
きわめてかしこいこと。聡明。
【聡悟】そうご
さとく賢いこと。物わかりの早いこと。
「聡明」
【聡察】そうさつ
賢くて物事に明るいこと。
【聡敏】そうびん
賢くて物わかりが早いこと。また、そのさま。
【聡明】そうめい
頭がよく、物事の理解が早いこと。かしこいこと。
【聡明叡知】そうめいえいち
聖人の四つの徳のこと。転じて、才能・知識があり、賢くて先々まで見通せること。
「聡」はすべてを聞き分けること。「明」はすべてを見分けること。「叡」はすべてに通ずること。「知」はすべてを知っていること。
「知」は「智」とも書く。
【寝聡い】いざとい
眠りが浅くて、目が覚めやすい。
「老人は寝聡い」
「寝穢い・寝汚い」
【聡明】そうめい
頭がよく、物事の理解が早いこと。かしこいこと。
【閉明塞聡】へいめいそくそう
世間の事物と接触を断ち切る。また、現実から逃避すること。
「聡」は耳が良く聞こえる。「塞」はふさぐ。
世間の出来事や物事から目をつむり、耳をふさいで関係を持たない意。
「明を閉じ聡を塞ぐ」が書き下し文。
「閉目塞聴」
【耳聡い】みみざとい
物音や声などを聞きつけるのがすばやい。早耳である。聴覚が鋭い。
「耳敏い」とも書く。
【目聡い】めざとい
「目敏い」とも書く。
【夜聡い】よざとい
夜中に目を覚ましやすい。
《字源》
声符は「悤(そう)」。
「悤」は「聰」の初文で、聡明の意。
「悤」の声符「囱」は窓の形で、「窗(窓)」の初文。
《字体》
「悤」の部分は、「」が初唐標準字体で、手書きでは一般的に書かれてきた。
手書きの楷書では「聡」と書いて差し支えない。
「悤・」を含む「窓」「総」なども同様。