【捉】 10画 (7) 準1級


[音] ソク
[訓]
らえる
つかまえる

《意味》

  1. とらえる。つかまえる。
  2. とる。つかむ。にぎる。

【捉まえる】つかまえる

取り押さえる。押さえて動けなくする。手でにぎって離さないようにする。

【捉らえる】とらえる

  1. 人や動物を取り押さえて逃げないようにする。つかまえる。手でしっかりつかむ。握る。
  2. たまたま到来した好機などを自分のものとする。つかまえる。
  3. 認識・把握する。
「捕らえる」とも書く。

【択捉】えとろふ 

千島列島最大の島。
Wikipedia択捉島

【猿猴捉月】えんこうそくげつ

身の程知らずが、その結果身を滅ぼすことのたとえ。
欲を出して前後をわきまえず、無謀な行動を取って大失敗すること。
「猿猴」はサル。「捉月」は月を捕らえる意。
井戸水に映った月を取ろうとしてサルが木の枝にぶら下がって、数珠繋ぎになったとたんに枝が折れてしまい、全員井戸に落ちて死んだという説話から。
「猿猴月を捉える」が書き下し文。「猿猴取月」ともいう。
蟷螂(とうろう)(おの)

【把捉】はそく

  1. 握って捕まえること。とらえること。
    「捕捉」
  2. 意味などをしっかりと理解すること。
    「本当のことを把捉する」
    「把握」

【捕捉】ほそく

つかまえること。とらえること。

【力士捉蠅】りきしそくよう

小さなことでもおろそかにできない。
小事も注意して事にかからなければならないこと。
仏教の言葉で、力の強いものが蠅を捕まえる際、強く捕まえれば蠅は死んでしまい、手加減すれば逃げられてしまうことから。
「力士蠅を(とら)う」が書き下し文。

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