【叩】 5画 (3) 準1級


[音] コウ
[訓] たた
はた
ひかえる

《意味》

  1. たたく。こつこつとたたく。ノックする。
  2. ひれ伏して、頭で地面をたたくようにおじぎする。

【叩頭】こうとう

頭が地につくほど深くおじぎをすること。
「叩頭しておわび申し上げます」
「叩首」

【叩き】たたき

  1. たたくこと。また、そうする人。
  2. 魚鳥の肉や獣肉などを包丁でたたくこと。また、そうして作った料理。
    「アジの叩き」
  3. 江戸時代の刑罰の一つ。罪人の体をむちで打つこと。

【叩く】たたく

  1. 続けて打つ。また、打つ。
  2. なぐる。転じて、やっつける。
  3. 打ち合わせて音を出す。打ち鳴らす。
  4. 打つようにして(魚肉を)細かく切る。
  5. 打診する。「専門家の意見を叩く」
  6. 非難する。「マスコミに叩かれる」
  7. 非常に安く値切る。買いたたく。「在庫を叩き売る」
「1.~3.」は「はたく」とも読む。

【叩頭虫】ぬかずきむし

コメツキムシの異名。
Wikipediaコメツキムシ

【叩頭く】ぬかずく

ひたいを地にこすりつけて拝礼する。また、そのように丁寧に礼をする。
「仏前に叩頭く」
「額突く・額衝く」とも書く。

【叩く】はたく

  1. たたく。打つ。
  2. 塵などを軽くたたいて、はらいのける。
  3. 財布などをさかさにしてたたき、中に入っているものを全部出す。また、財産や金銭を使いはたす。
    「全財産を叩いて家を買う」
「1.2.」は「たたく」とも読む。

《字源》

「口(せつ)
「口」は台の形、「卩」は人が伏せる形で叩頭する意だと思われる。

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