【耽】 10画 (4) 1級


[音] タン
[訓] ける
  おくぶか

《意味》

ふける。夢中になる。

【耽溺】たんでき

ふけりおぼれること。特に、酒や女などに夢中になって、他を顧みないこと。
惑溺(わくでき)

【耽読】たんどく

夢中になって本を読むこと。読みふけること。

【耽美】たんび

美を最も価値のあるものと考え、美を求め、熱中すること。

【耽湎】たんめん

酒色におぼれること。
耽溺(たんでき)

【耽楽】たんらく

酒色などにふけり、楽しむこと。

【耽る】ふける

他の一切のことを忘れて、一つの事に心を奪われ熱中する。

《字源》

声符は「冘(ちん)
「冘」は人が枕して寝ている形。
水底に沈み横たわることを「沈」という。
「耽」は、もともと耳たぶが垂れることをいい、「たのしむ・ふける」意は「酖」に当てた用法。
「冘」の篆書。

【≪戻る】【トップページへ戻る】【進む≫】