【吊】 6画 口(3) 準1級
[音] | チョウ |
[訓] | つる |
つるす |
《意味》
つる。つるす。ぶらぶらとぶらさげる。
【吊虻】つりあぶ
双翅目ツリアブ科の昆虫の総称。中形のアブで口が長く、はねがよく発達し空中で停止して草花の蜜を吸う。幼虫は他の昆虫に寄生する。
「長吻虻」とも書く。
【吊(り)橋】つりばし
橋脚を用いないで、空中につり渡した綱で床をつり下げた橋。
「釣(り)橋」とも書く。
【吊(り)輪・吊(り)環】つりわ
器械体操に用いる道具の一つ。二本のつなをつり下げて、その先に輪をつけたもの。また、それを用いて行う体操や競技。
【吊す】つるす
ひも・なわなどで、上からつり下げる。ぶらさげる。
《字体》
「吊」もとは「弔」の異体字で、中唐の『干禄字書』に俗字とあることから、古くから一般的に使われていた。
日本でも明治期まで「吊」を「とむらう」意でよく使用されていた。
現在では、「吊」は「つる」意、「弔」を「とむらう」意に分化して使用される。