【藤】 18画 (15)  準1級


[音] トウ
[訓] ふじ

《意味》

  1. ふじ。マメ科のつる性落葉低木。
  2. かずら。つる状に生える木の総称。
  3. 藤原氏のこと。四姓「源・平・藤・(きつ)」の一つ。

【藤八拳】とうはちけん

二人が、きつね・庄屋(しょうや)・鉄砲の身振りをして勝負を争う遊び。
狐拳(きつねけん)。とうはち。

【藤】ふじ

マメ科のつる性落葉低木。幹は長く伸び、右巻きに他の物に巻きつく。初夏、紫色や白色の小花が房になって垂れ下がって咲く。
Wikipediaフジ

【藤空木】ふじうつぎ

フジウツギ科の落葉低木。、枝先にフジに似た紫色の花穂(かすい)を垂れる。
Wikipediaフジウツギ属
「酔魚草」とも書く。

【藤ふじかずら

フジのつる。また、つる性植物の総称。

【藤波・藤浪】ふじなみ

フジの花房。また、藤の花房が風に吹かれて波のように揺れること。

【藤袴】ふじばかま

キク科の多年草。夏から秋、茎の先にうすい紅紫色の小花が多数固まって開く。
Wikipediaフジバカマ
「蘭草」とも書く。

藤】かっとう

  1. 心の中に二つ以上の欲求が同時に起こり、そのいずれを選ぶか迷っていること。ジレンマ。
  2. 物事が複雑にもつれること。人と人とが互いに譲らず、絡み合って対立すること。悶着(もんちゃく)
(かずら)(ふじ)のつるが複雑に絡み合って解けない意から。
「つづらふじ」と読めば植物名。

藤】つづらふじ

ツヅラフジ科のつる性落葉植物。
Wikipediaオオツヅラフジ
「かっとう」と読めば別の意になる。

《字源》

声符は「滕(とう)
「滕」の声符は(朕)(よう)「舟(そう)
「舟」は盤、は物を両手で捧げる形で、は盤中のものを捧げて(おく)る意。
(朕)」は仮借で卜文・金文に一人称所有格として用いられ、「予(よ)」や「余(よ)」と似た音「よう」であったが、秦の始皇帝が「ちん」とよんで天子の一人称となった。
の甲骨文字。

【≪戻る】【トップページへ戻る】【進む≫】