【撞】 15画 (12) 準1級


[音] トウ
  ドウ
  シュ
[訓]
   
   

《意味》

つく。まっすぐつき通す。棒でつり鐘をつく。

【撞木】しゅもく

  1. 仏具の一つ。(かね)(たたきかね)などをたたき鳴らすためのT字形の棒。かねたたき。
  2. 釣り鐘を付く棒。
「しもく」とも読む。

【撞木鮫】しゅもくざめ

シュモクザメ科の魚。体長約三メートル。頭部はT字形で撞木に似ており、目はその両端にある。性質は凶暴。太平洋・大西洋の温帯および熱帯部にすむ。
Wikipediaシュモクザメ   

【撞く】つく

  1. 棒で突き当てる。打つ。「鐘を撞く」
  2. 突き通す。刺す。

【撞球】どうきゅう

玉突き。ビリヤード。
Wikipediaビリヤード   

【撞着】どうちゃく

  1. 突き当たること。ぶつかること。
  2. つじつまの合わぬこと。矛盾。

【自家撞着】じかどうちゃく

同じ人の言動が前と後でくいちがうこと。自分の言動が矛盾すること。
自己矛盾(じこむじゅん)」「矛盾撞着(むじゅんどうちゃく)

【矛盾撞着】むじゅんどうちゃく

前後のつじつまが合わず、論理的におかしいこと。
「盾」は「」、「着」は「著」とも書く。
自己矛盾(じこむじゅん)」「自家撞着(じかどうちゃく)

《字源》

声符は「童(どう)
以下は「童」について。
金文の字形では下部は、声符「東(とう)
のち「重」に変化したものがあり、「重(じゅう)声。
「里」はその省略形。
上部の「立」の部分は、古くは「辛」「目」から成り、目の上に入墨(いれずみ)する意で、受刑者をいう。

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