【瞳】 17画 目(12) 準1級
[音] | トウ |
ドウ |
[訓] | ひとみ |
くらい |
《意味》
【瞳孔】どうこう
眼球のまん中にある、虹彩にかこまれた小さな穴。光線の入口になる。ひとみ。
【瞳子】どうし
ひとみ。瞳孔。
【瞳瞳】とうとう
朝日のきらめくさま。明るい日の出のさま。
【瞳】ひとみ
眼球の虹彩にかこまれた、小さく黒く見える部分。ここから光が眼球の中にはいり、物が見える。瞳孔。
「眸」とも書く。
【散瞳】さんどう
瞳孔が異常にひらいた状態。
正常な眼では暗転や驚き・痛みなどの刺激で起こり、病的には緑内障などで起こる。
【双瞳】そうどう
一つの目に瞳が二つあること。奇人の人相をいう。
「重瞳」
【重瞳】ちょうどう
一つの目に瞳が二つあること。非常に優れた人物の相とされる。
「重明」
古代中国の帝舜や楚の項羽がそうだったといわれる。
【竜瞳鳳頸】りゅうどうほうけい
この上なく貴い人相のこと。
竜の瞳と鳳凰の首。
唐の女帝、則天武后の人相。
「竜」は「りょう」とも読む。
《字源》
声符は「童(どう)」。
以下は「童」について。
金文の字形では下部は、声符「東(とう)」。
のち「重」に変化したものがあり、「重(じゅう)」声。
「里」はその省略形。
上部の「立」の部分は、古くは「辛」と「目」から成り、目の上に入墨する意で、受刑者をいう。