【鳶】 14画 (3) 準1級


[音] エン
[訓] とび
とんび

《意味》

  1. とび。鳥の名。たかに似た猛鳥。とんび。「鴟」
    Wikipediaトビ
  2. とびの羽に似た色。とび色
    色情報「CMYK:50,71,66,68 RGB :54,35,31」
  3. 日本語の特別な意味で。
    土木・建築工事などの仕事をする職人。鳶職の略。
    棒の先に鉄製のかぎをつけた消火用具。鳶口の略。

【鳶尾】いちはつ

アヤメ科の多年草。火災を防ぐという俗信から、かやぶきの屋根に植えることもある。
「一八」とも書く。
植物園へようこそ!イチハツ

【鳶肩】えんけん 

両肩が高く持ち上がってトビに似た肩。いかり肩。

【鳶飛魚躍】えんぴぎょやく

万物が自然の本性に従って自由奔放に楽しんでいることのたとえ。
また、そのような天の摂理。
また、君子の徳などが世の中を広く及ぶこと。
トビが空に飛び魚が淵に踊る意。

【鳶目耳】えんもくとじ

トビのように目ざとく見つけることのできる目と、ウサギのようによく聞こえる耳。
新聞記者・雑誌記者・放送などの報道関係者を言う。
飛耳長目(ひじちょうもく)」「長目飛耳」

【鳶】とび 

  1. ワシタカ科の中形の鳥。体は全体に茶褐色で、黒褐色と白色の斑点がある。くちばしは鋭く、まがっている。日本各地の低山・平野・海岸にみられ、ピーヒョロロと鳴く。魚・小動物をたべる。とんび。
    Wikipediaトビ
  2. 「鳶職」の略。
《鳶が鷹を生む》とびがたかをうむ
平凡な親からすぐれた子供がうまれることのたとえ。
「蛙の子は蛙」

【鳶口】とびぐち

棒の先にトビのくちばしに似た鉄製の(かぎ)をつけた、物をひっかける道具。消火・木材の運搬などに使う。とび。

【鳶職】とびしょく 

土木・建築工事で、足場の組み立てやくい打ちなどをする職人。仕事師。とびのもの。とび人足。とび。
もと江戸では、火消し人足をかねた。

【鳶】とんび 

  1. 「鳶1.」に同じ。
  2. 和服の上に着る、ゆるやかな形の男子用防寒着。二重まわし。とんびがっぱ。
    着て腕をひろげた形がトビに似ているのでこの名がある。
《鳶に油揚げを攫われる》とんびにあぶらあげをさらわれる
大事なものをふいに横取りされることのたとえ。

【紙鳶】たこ 

竹などで作った骨組みに紙を張って糸をつけ、風を利用して空高くあげるもの。いかのぼり。
「凧」とも書く。「しえん」とも読む。関西では「いか・いかのぼり」とも読む。

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