10画 (5) 準1級

同字【秤】


[音] ショウ
  ビン
[訓] はかり
 

《意味》

  1. はかり。物の重さをはかる道具。てんびん。
  2. はかる。計量する。「称」

【秤量】しょうりょう

  1. (はかり)で重さをはかること。また、単にはかること。
  2. 物事の多い少ない、重い軽いをはかること。また、物事を正しく判断すること。
  3. その(はかり)ではかることのできる最大限の重さ。「秤量15キロ」

【秤】はかり

物の重さをはかる器械。天秤(てんびん)竿秤(さおばかり)台秤(だいばかり)などがある。
「秤に掛ける(=二つのものの軽重・得失などを比べる)」

【天秤】てんびん 

  1. (はかり)の一種。中央を支点とする梃子(てこ)の両端に皿を(つる)し、一方にはかる物、他方に分銅(ふんどう)を載せ、つりあわせて物の重さを精密にはかる器械。
  2. 「天秤棒」の略。両端に荷物を(つる)して、中央を肩にかつぐ棒。
  3. 比較すること。
《天秤に掛ける》てんびんにかける
  1. 選択にあたって、二つの物事の優劣・損得を比べてみる。
  2. 身の処し方に困らないように、対立する両方に関係をつけておく。両天秤に掛ける。

《字源》

(か)+平」。
もと、「稱(称)の俗字。
「稱」は、「禾(穀物)「爯(ぜん)(重りの形)に手(「爫」)を加え、称(はかり)で穀糧を称(はか)る意。
のち天秤(てんびん)(おもり)と平衡をとるので、「秤」の字形が作られた。

【≪戻る】【トップページへ戻る】【進む≫】