【卜】 2画 (0) 準1級


[音] ホク
ボク
[訓] うらな
うらな

《意味》

うらなう。うらない。物のきざしで人事の吉凶を考える。また、うらないごと。

【卜兆】うらかた

亀の甲や鹿の骨を焼いた占いをしたときに現れる形。
「卜形・占象・占形」とも書く。

【卜う】うらなう

将来の運命や物事の吉凶などを判断する。予言する。
「タロットカードで卜う」
「占う」とも書く。

【卜辞】ぼくじ 

うらないのことば。また、殷代、うらなった事柄を、の甲や獣の骨に刻みつけたもの。

【卜する】ぼくする

  1. うらなう。
  2. 選んで定める。選定する。
    「居を卜する」

【卜筮】ぼくぜい 

うらない。
「卜」は亀の甲や獣の骨を焼いてするうらない、「筮」は筮竹を用いてするうらないのこと。

【卜占】ぼくせん 

うらなうこと。うらない。
「占卜」

卜】きぼく

亀の甲を焼いて、そこにできる割れめの状態によって吉凶を判断する。

【筮卜】ぜいぼく 

筮竹を使ってうらなうこと。

【売卜】ばいぼく 

うらないを商売にすること。

《字源》

獣骨やカメの甲羅などを焼いてできたヒビによって、吉凶を占うことを「卜」という。
そのヒビの象形。
「卜」の甲骨文字。
「占」の甲骨文字。祝詞を収める器(さい)を加える。

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