【沫】 8画 (5) 準1級


[音] マツ
[訓] あわ
しぶき
  よだれ

《意味》

  1. あわ。水の泡。
  2. しぶき。水のほとばしり。

【沫】あわ

  1. 空気やガスを含んで丸くふくれた液体の玉。
  2. よくしゃべったときなど口の端につくつばの玉。「口角沫をとばす」
「泡」とも書く。

【沫雪】あわゆき

  1. 泡のように柔らかく、溶けやすい雪。
  2. 沫雪羹(あわゆきかん)」の略。泡立てた卵白に砂糖などを加え、寒天で固めた羊羹(ようかん)
「泡雪」とも書く。

【泡沫】うたかた

  1. 水の上に浮かんだあわ。
  2. 消えやすく、はかないもののたとえ。「泡沫の夢」「泡沫の恋」
「ほうまつ」とも読む。

【口角飛沫】こうかくひまつ

激しく議論するさま。
勢い余って口の端から(つば)を飛ばすことから。
口角流沫(こうかくりゅうまつ)
口角(こうかく)(あわ)を飛ばす」が書き下し文。

【飛沫】しぶき

細かな粒となって飛び散る水。
「繁吹」とも書く。
「しぶき」とも読む。

【水沫】すいまつ

  1. 水のあわ。
  2. はかないことのたとえ。
  3. 水が物に激しく当たって砕け散る粒。水しぶき。
「1.2.」は「みなわ」とも読む。

【飛沫】ひまつ

細かく飛び散る水滴。

【泡沫】ほうまつ

  1. あわ。あぶく。
  2. すぐに消えてしまうあわのようにはかないもの。
「うたかた」とも読む。

【泡沫夢幻】ほうまつむげん

人生のはかないことのたとえ。

【水沫】みなわ

  1. 水のあわ。
  2. はかないことのたとえ。「希望は水沫のように消えた」
「すいまつ」とも読む。
「水泡」とも書く。

【流沫】りゅうまつ

流れる水のあわ。

《字源》

声符は「末(まつ)「末」には微少なものの意がある。

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