【蓑】 13画 (10) 準1級

意符書換字【簑】【簔】


[音]
  サイ
[訓] みの
 

《意味》

みの。(かや)(すげ)などを編んでつくった外衣。

【蓑笠】さりゅう

みのと、かさ。ともに雨・雪を防ぐもの。昔の雨具の代表的なもの。
「みのかさ」とも読む。

【蓑】みの

(かや)(すげ)(わら)などで作り、合羽(カッパ)のように肩に掛けて着用する雨具。

【蓑笠子】みのかさご

カサゴ科の海魚。背びれ・胸びれに毒腺があり、刺されると痛い。
Wikipediaミノカサゴ

【蓑虫】みのむし

ミノガ科の昆虫の幼虫。木の葉や枝を糸で(つづ)って巣とする。
Wikipediaミノムシ

《字源》

声符は「衰(すい)
「衰」「衣(ぜん)で、葬儀のとき死者に着せるもの。
「冄」は麻の呪飾(じゅしょく)で、死者の襟元(えりもと)に置いて御祓(おはら)いをする。
「蓑」は蓑笠が葬儀に用いられたことと関係があると思われる。
「衰」の篆書。「衣」の襟元に「冄」が置かれている。

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