18画 (16) 準1級

減画略字


[音] チョ
[訓] そえ
もうける
たくわえる

《意味》

  1. そえ。控え。主たる者の控えとしてとっておく人。跡継ぎ。皇太子。「儲君」
  2. たくわえる。物を集めてとっておく。
  3. もうけ。支出に備えてとっておく利益の意から、広く商売の利益の意。
  4. もうける。利益を得る。

【儲位】ちょい

皇太子の地位。

【儲君】ちょくん

  1. 当主の死去に備えてあらかじめ設けておく跡継ぎ。皇太子のこと。もうけの君。
    「儲宮」「儲皇」「儲嗣」
  2. 貴族の世継ぎ。

【儲蓄】ちょちく

金銭をたくわえること。また、たくわえた金銭。
「老後に備えて儲蓄する」
「貯蓄」とも書く。

【儲ける】もうける

  1. 金銭上の利益を得る。
  2. ある義務を果たさずに済んで、いい目をみる。思いがけず得をする。もうかる。
    「見つからずに儲けた」
  3. 子供を得る。
    「三人の子供を儲けた」

【皇儲】こうちょ

天皇のあとつぎ。皇嗣。

【骨折り損の草臥れ儲け】ほねおりぞんのくたびれもうけ

せっかく苦労してもその効果のないこと。疲れただけで、何の利益にもならないこと。

《字体》

の部分は、常用漢字の字体と同様に、点を省いたのように書くのが隷書の時代から主流で、手書きの楷書では点をつけたものは歴史的にも皆無。
「儲」も同様で、と書いて問題ない。

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