【耀】 20画 羽(14) 準1級
基本字【】
[音] | ヨウ |
[訓] | かがやく |
《意味》
かがやく。ひかる。ひかり。
【耀く】かがやく
ひかりかがやく。明るく照らす。
「曜く・燿く」とも書く。
【栄耀】えいよう
富み栄えて、ぜいたくに暮らすこと。
「えよう」とも読む。
【栄耀栄華】えいようえいが
富み栄えて、ぜいたくをつくすこと。
また、人や家などが華やかに栄えること。また、おごりたかぶること。
「栄耀」は栄え輝く、栄えてぜいたくな暮らしをすること。「耀」は輝く意。「栄華」は華やかに栄える意。
「栄耀」は「えよう」とも読む。
【栄耀の餅の皮】えようのもちのかわ
この上ないぜいたくのたとえ。
おごりをきわめ不必要にぜいたくをすることのたとえ。
ぜいたくに慣れて、餅の皮まで剥いて食べる意から。
「栄耀の餅の皮を剝く」ともいう。
【眩耀】げんよう
まばゆいくらいに光り輝くこと。
【衒耀】げんよう
名誉を得ようとして、自分の才能や学識を誇らしげに示すこと。才能を実際以上に見せかけること。
【光耀】こうよう
光り輝くこと。
《字源》
声符は「翟(てき)」。
「翟」は「羽+隹(すい)」で、羽の美しい鳥が、大きく羽ばたいている形。
正字は「燿」で、「耀」は説文には載っていず、北魏の時代に(386~584年)初めて現れる。
なお、火の光を「燿」、日光を「曜」と区別した。
《字体》
「翟」の部分は「」と「」に従う形が漢隷の頃より主流で、「」に従う字体はほとんど認められない。
「」に従う字体は、清の『康煕字典』特有の説文篆文準拠の字体。
現在、手書きの楷書では、常用漢字「曜」に併せて「」と書くのがよい。