[音] | レン |
[訓] | はす |
はちす |
《意味》
はす。はちす。スイレン科の多年草。
詳しく分けると、実を「蓮」、茎を「茄」、葉を「荷」、根を「藕」、花を「芙蓉」という。
【蓮】はす
スイレン科の多年草。地下茎は蓮根といい食用。
Wikipedia「ハス」
「荷・藕」とも書く。
【蓮っ葉】はすっぱ
女の言動が下品で軽薄なこと。浮気っぽく品行がよくないこと。はすは。
【蓮の台】はすのうてな
仏・菩薩の座っているハスの花の台座。また、極楽浄土に往生したものが座るというハスの花の台。
はちすのうてな。蓮座。
【蓮】はちす
【蓮荷】れんか
ハスの別称。
「蓮」も「荷」もハスのこと。
【蓮華・蓮花】れんげ
【蓮華往生】れんげおうじょう
死んで極楽浄土に行くこと。死ぬこと。
「蓮華」は仏や菩薩の座のこと。また、釈迦が教化した世界。「往生」は死後、極楽浄土に生まれ変わること。
【蓮華草】れんげそう
ゲンゲの別名。マメ科の越年草。牧草・緑肥・薬用となる。
Wikipedia「ゲンゲ」
「紫雲英」とも書く。
【蓮華躑躅】れんげつつじ
ツツジ科の落葉低木。枝先に朱黄色または黄色の花を少数個つける。
Wikipedia「レンゲツツジ」
【蓮根】れんこん
ハスの地下茎。筒状で中にいくつかの穴が通っている。食用。
「はすね」とも読む。
【蓮台】れんだい
【蓮府】れんぷ
大臣の邸宅。大臣の位。
中国、晋の大臣王倹が庭にハスを植えた故事から。
【蓮歩】れんぽ
美人のしなやかな歩み。金蓮歩。
南斉の東昏が、自分の寵愛する潘妃に金製のハスの花の上を歩かせたという故事から。
【一蓮托生】いちれんたくしょう
結果の善し悪しに拘わらず行動や運命を共にすること。
仏教の言葉で、死後、極楽浄土の同じ蓮の花の上に生まれること。
「托」は「託」とも書く。
【紅蓮】ぐれん
【紅蓮地獄】ぐれんじごく
八寒地獄の一つ。罪人がこの地獄に落ちると、ひどい寒さのために皮膚が裂けて血が流れ、赤いハスの花びらのようになるということから。
【睡蓮】すいれん
スイレン科の多年生水草。池・沼などの水中の泥の中から長い葉柄を出して水面に円形または楕円形の葉を広げる。
Wikipedia「スイレン属」
【泥中の蓮】でいちゅうのはす
汚れた環境にあっても清らかなもののたとえ。
泥の中に生えても、ハスが清らかな美しい花を開く様から。
【白蓮】びゃくれん
【木蓮】もくれん
モクレン科の落葉低木。観賞用に植えられる。
Wikipedia「モクレン」