【蓮】 13画 (10)  準1級

旧字15画 (11) 1級


[音] レン
[訓] はす
はちす

《意味》

はす。はちす。スイレン科の多年草。
詳しく分けると、実を「蓮」、茎を「」、葉を「荷」、根を「藕」、花を「」という。

【蓮】はす

スイレン科の多年草。地下茎は蓮根(れんこん)といい食用。
Wikipediaハス
「荷・藕」とも書く。

【蓮っ葉】はすっぱ

女の言動が下品で軽薄なこと。浮気っぽく品行がよくないこと。はすは。

【蓮の台】はすのうてな

仏・(ぼさつ)の座っているハスの花の台座。また、極楽浄土に往生したものが座るというハスの花の台。
はちすのうてな。蓮座(れんざ)

【蓮】はちす

  1. ハスの別名。(かたく)が「蜂巣(はちす)」に似るところから。
  2. ムクゲの別名。

【蓮荷】れんか

ハスの別称。
「蓮」も「荷」もハスのこと。

【蓮華・蓮花】れんげ

  1. ハスの花。
  2. 「蓮華草」の略。
  3. 料理などにつかう陶器製の(さじ)の一種。散り蓮華。

【蓮華往生】れんげおうじょう

死んで極楽浄土に行くこと。死ぬこと。
「蓮華」は仏や菩薩の座のこと。また、釈迦が教化した世界。「往生」は死後、極楽浄土に生まれ変わること。

【蓮華草】れんげそう

ゲンゲの別名。マメ科の越年草。牧草・緑肥・薬用となる。
Wikipediaゲンゲ
「紫雲英」とも書く。

【蓮華躑躅】れんげつつじ

ツツジ科の落葉低木。枝先に朱黄色または黄色の花を少数個つける。
Wikipediaレンゲツツジ

【蓮根】れんこん

ハスの地下茎。筒状で中にいくつかの穴が通っている。食用。
「はすね」とも読む。

【蓮台】れんだい

  1. 仏・(ぼさつ)が座るハスの花の台座。また、仏像を載せるハスの花の形をした台座。
    蓮華台(れんげだい)蓮華座(れんげざ)(はす)(うてな)
  2. 江戸時代、人を乗せて川を渡るのに用いた道具。
    多くは人を乗せる板に二本の担い棒をつけたもので、四人でかついだ。
    「輦台」とも書く。

【蓮府】れんぷ

大臣の邸宅。大臣の位。
中国、晋の大臣王倹が庭にハスを植えた故事から。

【蓮歩】れんぽ

美人のしなやかな歩み。金蓮歩(きんれんぽ)
南斉(なんせい)東昏(とうこん)が、自分の寵愛(ちょうあい)する潘妃(はんひ)に金製のハスの花の上を歩かせたという故事から。

【一蓮生】いちれんたくしょう

結果の善し悪しに(かか)わらず行動や運命を共にすること。
仏教の言葉で、死後、極楽浄土の同じ(はす)の花の上に生まれること。
「托」は「託」とも書く。

【紅蓮】ぐれん

  1. 真っ赤なハスの花。
  2. 盛んに燃え上がる炎の色にいう語。真っ赤な色。
    紅蓮地獄(ぐれんじごく)」を紅の炎の燃え立つ所と誤認したところからいう。本当は寒い地獄。

【紅蓮地獄】ぐれんじごく

八寒(はちかん)地獄の一つ。罪人がこの地獄に落ちると、ひどい寒さのために皮膚が裂けて血が流れ、赤いハスの花びらのようになるということから。

【睡蓮】すいれん

スイレン科の多年生水草。池・沼などの水中の泥の中から長い葉柄を出して水面に円形または楕円形の葉を広げる。
Wikipediaスイレン属

【泥中の蓮】でいちゅうのはす

汚れた環境にあっても清らかなもののたとえ。
泥の中に生えても、ハスが清らかな美しい花を開く様から。

【白蓮】びゃくれん

  1. 白いハスの花。
  2. 白いハスの花のように心が綺麗で汚れのないこと。

【木蓮】もくれん

モクレン科の落葉低木。観賞用に植えられる。
Wikipediaモクレン

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