【脇】　10画　月（6）　準1級

《意味》

1. わき。わきばら。
2. かたわら。そば。

【脇ら】かたわら

人や物のそば。わき。
｢旁ら・傍ら・側ら｣とも書く。

【脇士･脇侍】きょうじ

仏像で本尊の左右両脇(りょうわき)にひかえて立つもの｡
｢脇立(わきだち)｣
｢夾侍｣とも書く。
｢わきじ｣とも読む。

【脇息】きょうそく

座ったとき､肘(ひじ)をかけて体をもたせかけて楽にする､和室用の道具｡

【脇楯】わいだて

大鎧(おおよろい)の一部｡胴の右わきに当ててすきまをふさぐためのもの｡

《字源》

声符は｢劦（きょう）｣。
｢脅｣が正字で｢脇｣は異体字。
日本では｢わき｣の意味の場合は｢脇｣の字を用い､｢おびやかす｣の意味の場合には｢脅｣の字を用いる｡