【儘】 16画 (14) 準1級

許容字体【侭】


[音] ジン
[訓] ことごと
まま

《意味》

  1. ことごとく。ありたけ尽くして全部。「尽」
  2. まま。思うとおり。
  3. ままよ。物事のなりゆきに任せること。

【儘く】ことごとく

すべて。一つ残らず。
「予想が儘く外れる」
く」「尽く」とも書く。

【儘】まま

  1. なりゆきにまかせること。
    「なすが儘になる」「ええい、儘よ(なるようになれ)!」
  2. 思うとおりの状態。自由。勝手。
    「何事も儘にならない世の中」
  3. その状態を変えないこと。その状態のとおりであること。
    「机に向かった儘居眠りをする」

【気随気儘】きずいきまま

自分の気持ちのままに勝手にふるまうこと。わがまま勝手。
「気随気儘な振る舞い」

【我が儘】わがまま

他人のことを考えず、自分の都合だけを考えて行動すること。また、そのさま。身勝手。自分勝手。
「我が儘をいう」「我が儘な性格」

《字源》

声符は「盡(尽)(じん)
「盡」「聿(いつ)+皿」で、「聿(筆)から水滴がしたたる形。
深い器の中を洗うために、細い木の枝のような棒(聿)を入れ、水を加えて器の中を洗浄することを示す。
「盡」の甲骨文字。
「盡」の篆書。

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