【兀】 3画 (1) 1級


[音] コツ
ゴツ
[訓] たか
 

《意味》

  1. 高く突き出たさま。
  2. 他を抜いて、ただひとり、また、ただ一つがんばるさま。

【兀兀】こつこつ

地味ではあるが着実に物事を行うさま。ある一つの物事に対して、休まず目立たない努力を続けるようす。
「小さな事から兀兀と」
孜孜(しし)」「汲汲(きゅうきゅう)
矻矻」とも書く。

【兀こつざ

一人で寂しそうに座っていること。また、ぼんやりして座っていること。
「一日中兀坐して読書する」
「兀座」とも書く。

【兀立】こつりつ

  1. ひときわ高くそびえていること。
  2. じっと突っ立っていること。姿勢正しく立つこと。

【突兀】とっこつ

物が高く突き出ているさま。山や岩などの険しくそびえているさま。

《字源》

頭の髪を()り落とした形。
「元(げん)は髪を結った形。その髪を切った形は「兀」で、髡首(こんしゅ)という。

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