【勠】 13画 力(11) 1級
[音] | リク |
[訓] | あわせる |
《意味》
あわせる。分散した力を寄せ集めて一つにする。「戮」
【勠せる】あわせる
力を合わせる。協力する。
「力を勠せて敵を攻める」
【勠力】りくりょく
力を合わせる。協力する。
「善は勠力を須要とす」
《字体》
「羽」の部分は、楷書では古来から「」(「習」「翌」「翠」「曜」など上付きのものに多い)や「」(「翡」「翻」など下付きや横付きのものに多い)の形で書かれていて、篆書を楷書体化した「」の形で書かれたものはない。
日本でも奈良期から「」「」が筆写体として一貫して使われてきた。
常用漢字の「羽」「習」「翌」「扇」「翼」「翻」「曜」などはそれらを採用しており、「羽・羽」を含む表外文字も「」に従った形で統一して書いてもかまわない。
「勠」も「」と書いても差し支えない。