【咫】 9画 口(6) 1級
[音] | シ |
[訓] | ちかい |
みじかい | |
た | |
あた |
《意味》
【咫尺】しせき
《咫尺を弁ぜず》しせきをべんぜず
暗くて一寸先も見分けがつかないこと。
身近のこともはっきりつかめないこと。
【咫】た
上代の長さの単位。親指と中指とを広げた長さ。
「八咫」「七咫」などの形で助数詞的に用いる。
「八咫鏡」
「あた」とも読む。
【天威咫尺】てんいしせき
天子の威光がすぐちかくにあること。天子に近づき恐れ多いこと。
《字源》
声符は「只(し)」。
「尺」は手を下にして人差し指と親指を股のように開いた形。
周の時代の「尺」は十寸、「咫」は八寸で長さの単位。